第13回札幌大会レポート

去る2016年4月23、24日ニューオータニイン札幌にて第13回顕微鏡歯科学会学術大会(川上智史大会長)総会が執り行われました。

まず開会に先立ち、4月14日に発生した熊本地震の犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。

開会後、最初に基調講演として実行委員長である坂東信先生が今回のテーマである「顕微鏡が歯科医療を変える」について講演を行い、講演の最後に「顕微鏡について語り合いましょう!」と力強く訴えられました。

次に、学会長講演では、辻本恭久先生が日本顕微鏡歯科学会の歩みを語られながら日本人の第4根管C-shaped canalの発生率の調査結果を講演されました。

二日間にわたる一般講演では、マイクロスコープを用いたMTAを用いた発表が多くみられ、また抜歯やインプラントといった外科処置での発表にも目をひきました。中でも大会長を受賞された長尾大輔先生の発表の中で提示された方法は、会場からどよめきがおこりました。

特別講演1では、北市伸義先生がLEDが目に及ぼす為害性に関する講演を行われ、歯科診療を行う上で気をつけねばと考えさせられました。

特別講演Ⅱでは、Jun Sang Yoo先生からBioMTAを用いた根管充填方法BAIOFILLINGの有益性に関する講演を行われ、10年予後を報告されました。かなり良好な結果ということであり、日本における一日も早い販売を期待しています。

また今回から初の試みとして、ポスターセッション、認定医相談会が行われ、どちらも大盛況でした。

大会長賞受賞記念講演では、辻本真規先生がC-shaped canalの対応法について講演され、C-shaped canalの治療の難しさを感じました。

シンポジウム「マイスタイル顕微鏡」では、三橋純先生 松本邦夫先生 磯崎裕騎先生3名によるセッション講演が行われ、実際に顕微鏡を用いて顕微鏡治療に対してこだわりやワンポイントアドバイスがあり非常に充実した内容でした。また質疑応答では、アシスタントワークに対する質問があり、顕微鏡治療でのアシスタントワークの重要性を説いていました。

二日間を通して基礎的なことから新しい知識まで様々なことが学べ、非常に充実した日々を過ごすことができました。

なお今回特別企画として作成されたオリジナルスクラブは、350枚以上もの受注があり、関係者はうれしい悲鳴をあげていたとのことです。

(文:池尻 敬)


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