日本顕微鏡歯科学会 2016年 サテライトセミナー大阪

2016年11月27日(日)大阪大学中之島センターにてJAMDサテライトセミナーが開催されました.当日は雨模様で気温も下がる中,関西のみならず全国(九州から東京まで)から50名を越える参加者が来場されました.衛生士などのスタッフも8名もご参加いただき,顕微鏡歯科への関心の高さが伺われます.

講師は吉田格事務局長と木ノ本喜史理事が代わる代わる務められました.JAMD2018大阪大会長でもある木ノ本先生は学会オリジナルスクラブ着用で気合充分なご登壇でした.

吉田先生には「なぜ今顕微鏡が必要なのか」というテーマで顕微鏡の基礎知識から始まり,CR充填に用いるマトリックス,根管治療時の吸引管などの便利な器具や,Er:YAGレーザーと顕微鏡との併用法などをご紹介いただきました.また,衛生士向けの症例動画などもご提示いただきました.

木ノ本先生には歯内療法(コンベンショナル・サージェリー)について症例を交えたご講演で,超音波器具を用いた根管治療や効率の良いガッタパーチャ除去方法,大きく開いてしまった根尖孔に硬組織を誘導して閉鎖する術式などをご紹介いただきました。

お二人の講師に共通する内容として,顕微鏡のメリットは「拡大・照明・記録」以外にも「説明・プレゼンテーション」が大きな力になるということでした.患者説明や学会・勉強会でのプレゼンテーションが収入・診療スキルなどの向上につながるというところが印象的でした。

今回は協賛企業の5社様から顕微鏡展示を行っていただき,休憩時間には大勢の参加者が実際に手に(目に?)とっておられました.セミナー終了後には缶ビールでミニ懇親会も行われ,ここでも活発な質疑応答があり顕微鏡治療への関心の高さを実感することになりました。

今回の参加者は会員・非会員は半々でしたが,新たな入会希望者も10名近くおられ,2018年4月の大阪大会に向けて大きな弾みになるセミナーになりました.。

会場設営や受付をご担当いただいた大阪大学の先生方,顕微鏡を展示していただいた協賛企業の皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。


(文責:稲本雄之)


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